生粋の日本人デザイナーうめだまがイギリスに留学&就職してカルチャーギャップ、料理、旅行、デザイン等、様々な事をマンガにしたブログです!



2016年1月15日金曜日

【まんが】エロ耐性がある事に気づいた

マンガ4本目。ここからカラーになりました。
 
 

これは、イギリスのゲーム会社で
キャラクターデザインをした時の話です。

私は、日本の家庭用ゲーム会社で働いていたので、
日本のレーティング基準(CERO)は
結構良く知っています。
(審査用ビデオとったりしてたので)
なので、この件も、
CERO A(全年齢対象)基準の
露出度や印象でデザインしていました。

少年マンガのアイドルピンナップよりも
かなり露出低い位だと
思っていただければと…


ピットガールって、
一般的に結構セクシーな格好
していると思うのですが

GOOGLE 検索だとこんなかんじ


ちょっとしたラインの取り方やポーズ、
キャラクターの性格表現が
影響していたみたい…
 

マンガに書いた事の他に、
体がセクシーな感じのデザインでも
「強気で戦ってる」
「自立してる」
(ララクロフトみたいな)
ならオッケーみたいな空気もあるみたいです。

修正時のMTGで
「イレズミを入れて、日焼けをさせて、
 ドレッドヘアーで、ピアスいっぱいくっつけてみてはどうか…」
 
あれ?最初のお題はピットガールだよね?!
…という意見もあったりしました。

もし、
日本のゲーム会社で働いていたとして
ゲームの「ヒロインキャラ」として
かなり採用は難しくなる
デザインだと思うのですが、
(一緒に戦ったり、相棒的なのには居ると思いますが)

そのへんは、
洋ゲーと日本のゲームがもとめる
ヒロイン像の違いなのかもしれません。

結局、
顔やデザインはカワイさを残しつつも、
体のラインや服に露出を控えた
中間くらいのデザインで
採用となりました。

上の意見は結局要約すると、
可愛くて綺麗で
セクシーさが一番売りな、
受け身な女じゃ
洋ゲーのアクションの
キャラクターデザインとして、ダメ
という感じを
言いたかったのだと思います。

そう考えると、最初のデザインは
無意識に日本でいう
「カワイイ」「萌え」要素が
ちょっと残っていたのだと思います。

また、日本の街で日常見かける
「普通の露出度」
「セクシー表現」
他の国では「アウト」になることを
再発見したり。

イギリスのゲーム会社で働いて、
一番、デザイン感覚の違いで
勉強になった事かもしれません。

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