生粋の日本人デザイナーうめだまがイギリスに留学&就職してカルチャーギャップ、料理、旅行、デザイン等、様々な事をマンガにしたブログです!



2016年3月10日木曜日

【まんが】日本人のデザイナーって…

今回はデザインで必ず使用するフォントの話



フリーフォントに関わらず,自分でロゴを作る時も
ホントにアルファベットは簡単でいいなぁ、と思います。

でも 日本に英語の広告は一杯ありますが、
やっぱり若干バランスが悪いなぁ、と思う事が
こっちに来てから多くなりました。

母国語と外来語のデザインって
勝手が違うなぁ、とひしひし感じます。

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また、私はセットの図面を描く勉強をしているのですが
手書きの「メモ書き」を書くときにビックリしました。
先生は、「全部大文字でカッチリとした書体で書くべき」と直された事。

私個人だけかもしれませんが、アメコミの英語版の書体って
読みにくく無いですか? スヌーピーとかの漫画も。

でも、どうやら、アレがローマ字圏の人からすると読み易いそうです。

 個人差はあるかと思いますが、
私は、ある程度筆のストロークが合った方が読み易く感じます。

なので、この年になって手書きのローマ字レタリングを特訓しました…

これも、筆ベースの日本語で育ったからなのかも。と思い至りました

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ところで
英語に比べて日本語、漢字はバランスを取るのが一苦労。
でも、それで良い所も沢山あると思います。

たとえば、学校で書道の授業をしますが、
あれは、ある意味みんなで絵の特訓をしている様なもので。
だから、一般の人全体で比較した時に
漫画や2Dの絵を描く能力は
日本人は総合的に高い気がします。
手習いや好きな漫画のマネに対する抵抗も無いですし。



こちらの学生を見てて思うのですが、
結構ガチのデッサンをやった事が無い人が多い事。
また、教育全体として
「誰かのスタイルを目標として教える」事をちょっと嫌っている節も感じます。
昔のアカデミックな画工に対する反逆なのでしょうか…

大学生のポートフォリオとか見ていると
「うーん、日本の美大受験生のデッサンみたら腰抜かすのでは…」
と思ったりも。

ただ、その分自由な発想や新しいアイデアを出す事にどん欲なので
 柔軟な脳みそが羨ましかったりします。

また、
「誰かのマネをして覚える、自力で努力して上手くなる」よりも
「先生に手取り足取り教えてもらって覚える」事が盛んです。
先生は参考作品とかを使わず、
それこそ鉛筆の持ち方や使う絵の具の配分まで
ビックリするほど面倒見が良く教えています。

日本の絵教育で育った私からすると、過保護に見える時も。

でも、大学を出たあと、みんなある程度の自力がついているので
日本における「専門学校」に近いのかな、と思います。

私の母校の美大は、入るまで鍛えまくって
学校入った後は、とにかく自分との戦いな感じでした。

所変わると教育やデザインの考え方が変わるのも、
面白いなぁ。と思います。




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